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klarer-himmel13's diary

(旧)図書館の中では走らないでください!から

日本図書館研究会 情報組織化研究グループ月例研究会12月例会

に行ってきました。
昨年の話ですか、そうですよ!

そもそも昨年にパソコンのHDDがダメになってしまい、それまで書き留めていた月例会やらなんやらの情報がすべてダメになったことがきっかけで、ブログを始めようと思ったわけなのです。
そういうわけで、日々感じたこと思ったこと、知ったことのインプットの置き場にしていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。

日本図書館研究会 情報組織化研究グループHP(2009.1.24)より引用*1

発表者 : 渡邊隆弘氏(帝塚山学院大学) テーマ : 図書館目録の将来設計(続)(まとめ)−「次世代OPAC」への移行とこれからの目録情報

1.今年度の「情報組織化研究グループ」
2.「次世代OPAC]とその機能
 2.1.次世代OPACの定義と背景
 2.2.次世代OPACの機能
3.「次世代OPAC」のための目録情報
 3.1.ファセット型ブラウジング
 3.2.FRBR化表示
 3.3.資料ベースの類似度判断
 3.4.書誌情報の拡張と周辺情報
4.まとめ

2.1.
お話では2006年ごろから、「従来のOPACを超えた機能を備えたOPAC」というOPACを「次世代OPAC」と言うようになったそうです。*2
新しい言葉だけに定義も帰納的にならざるを得なかったとか。

定義などかまわない、利用者が使いやすいOPACならいいのだという考えもあるが、その「利用者志向」とはどの辺がそうなのか?何が「次世代」たらしめているのかという疑問も残る。

2.2.
「次世代OPAC」と呼ばれるものには何パターンかあり、(これはパッケージの違いなのだが)帰納的に定義すると以下の機能を持つ。
簡略な検索画面、キーワード入力補助(Googleの「もしかして」)、関連キーワードの視覚化、レレバンスランキング、資料情報の拡大、ファセット型ブラウジング、FRBR化表示、利用者による情報入力、レコメンデーション、その他(個人用のカスタム機能、外部へのデータ公開や協力)

次世代OPACの中にはGoogleやAmazonなどを意識しているな、というものも見かける。ただGoogleもAmazonもすでにあるのなら、OPACがまるまるそうなってもあまり意味がない気がする。じゃあ、OPACでは何ができる?と考えた時、これまで積み上げてきた目録・書誌情報を活用しない手はないじゃないか、ということで既存の目録に新たな視点を組み込んだ目録が「次世代OPAC」なのかしら、と。

3.1
次世代OPACのためのキーワードの一つ。「ファセット型ブラウジング」
検索結果に絞り込みのための視点/支点を与えるのが「ファセット」だが、主題、著者、形態、地域、時代…等々さまざまな種類に及ぶ。はたしてこれらの「ファセット」はどこまでコントロール可能か。

たまにお世話になるWorldCatも検索結果に対して、絞り込むためのファセット(と呼ぶのかしら?)があり、これらをクリックすると、順々に絞り込めるという算段になっている。初めて使ったとき、「何て便利なんだ!」と多少の感動を覚えたり。
そういえば昨日、検索をしていたところ、突然にアンケートのページが出現した。国や職業を問うもの、「検索結果に満足しているか」など20問程度のアンケートだった。その中に「検索するときどのようなもので絞り込むか」という項目があり、タイトル、著者、出版者のほかに言語、形態などがあった。

3.2.
もう一つのキーワードが「FRBR化」

あまりに理解不足でした。FRBR化そのものについて後日、リベンジじゃ!

3.4.
書誌情報とはどこまでを指すのか。従来の意味に加えて、表紙、内容、コメント、レビュー、利用履歴…と書誌情報は拡張している。

ところで、東京経済大学のOPACでは、レビューが見られるようになっているそう。
教員の方のレビュー(というか推薦文?)が多いよう。今は目新しいということも手伝っていると思うが、教養書を選ぶのに、このような動機付けもありかな、と思う。専攻していない分野の本ってとっつきにくいからね。

*1:今回の発表は研究大会と論文という月例会とは違う形でも発表されるため、ブログには主にコメントを載せています。内容が見たい方は、引用先を参照してください。

*2:2006年といえば、私が図書館司書資格を取った年でした。その年の講義に「目録(OPAC)は変わらないといけない」ということを講習のどこかで聞いた気が…その時に「次世代」という言葉自体は聞かなかったように思います。