学び方を学ぶ本
要するにスタディ・スキルとか、アカデミック・スキルズとか、初年次教育とかを噛ろうとしている人のためのメモ。
ライフハック、というものもあるけれど、やり方やコツみたいなのを自分の中にためておくって、それってパスファインダーとか調べ方ガイド/ナビみたいだなぁと。
それはさておき、大学での学びとか初年次教育とかを知ろう、強化月間ということで第一弾。
- 作者: 佐藤智明,安保克也,矢島彰
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2011/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 27回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 100ページ程度で少なめで最低限
- 文字大きく、ルビ付きで留学生にも
- 書き込みスペースと切り取り可能なミシン目つき
- 「キャンパスライフ」「スタディ・スキルズ」「キャリア・デザイン」という構成
- スタディ・スキルを図で示した41ページがわかりやすい
- 教科書というよりドリル
アカデミック・スキルズ(第2版)――大学生のための知的技法入門
- 作者: 佐藤望,湯川武,横山千晶,近藤明彦
- 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会
- 発売日: 2012/09/22
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 175回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
- ノートの取り方、本の読み方、情報の探し方、整理の仕方、アウトプットなど基礎体力的な内容
- レポートの書式の手引きの附録
- 第三章の図書館とデータベースの使い方が詳しい(編集協力にライブラリアンが)
- 「教師が調査先に書く手紙の文例」
- 情報カードというのは現代?においてもけっこう有効な手段なのかもしれない
- 作者: 専修大学出版企画委員会
- 出版社/メーカー: 専修大学出版局
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 46回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
- 大学の勉強を「授業で」「ひとりで」「友達・先輩ともいっしょに」に分ける
- 上記の状況で行うことを章立て(例:ノートをとる、文献を読む、議論する…など)
- 第四章を丸々「ひとと議論して考える」
- 議論の仕方って意外に教わる機会がない
- プロローグとして「大学での勉強はこうなっている」
スタディ・スキル入門―大学でしっかりと学ぶために (有斐閣ブックス)
- 作者: 天野明弘,太田勲,野津隆志
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2008/06/04
- メディア: 単行本
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 「大学での学習と研究」「読む、聞く」「書く、話す」「調べる」「考える」「レポートの作成」「プレゼンテーション」
- 自然科学と人文社会系で内容を切り分ける箇所もあり
- 大学1年生よりも3,4年生〜向き?(あるいは初年次教育を考えたい人向き?)
- レポートは本当に最後の最後のアウトプットだということ
- 図書館×レポートを考える時にこの点を忘れがちな気がする(自分が)
- 作者: M.Lee Upcraft / John N.Gardner / Betsy O.Barefoot,山田礼子
- 出版社/メーカー: 丸善
- 発売日: 2007/07/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 7回
- この商品を含むブログを見る
- 新入生オリエンテーションを企画する際の基礎知識
- 「成功」というのは最重要課題であり、キーワード
- 「成功」体験(忍耐・満足・学び・卒業)へと導くようなサポート体制(p.39)
- ケラーの学習意欲のデザイン(「大学図書館活用セミナーをリデザインする : インストラクショナル・デザインを意識した図書館ガイダンスの取り組み」『九州大学附属図書館研究開発室年報』2011/2012でも紹介されていましたが)
- ここでのアンケート調査によると4分の1の初年次生が頻繁に図書館を利用するが、他の4分の1の初年次生は一度も図書館で学習をしたことがない(p.41)
- 38%の初年次生は図書館の授業資料を読んだことがないが、入学時には92%が「時には」図書館に行く必要があると想定していたらしい
- このギャップを著者は「教員の責任」と言い切っているが…
- 作者: 京都大学高等教育研究開発推進センター
- 出版社/メーカー: ナカニシヤ出版
- 発売日: 2012/03/25
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログを見る