第2回マイクロ・ライブラリーサミット2014(大阪二日目)
8月30日(土)10:00~20:30(9:30受付開始)
場所:まちライブラリー@大阪府立大学
リマークス 10:00~
マイクロ・ライブラリーの世界へようこそ
1時間目 10:30~
「商業施設・商店街にあるマイクロ・ライブラリー」
・JAMES TAYLOR(和歌山イオンモールのカフェ)
・岡本商店街(スカイプによる中継)
2時間目 11:30~
「医療や福祉の現場でのマイクロ・ライブラリー」
・関西医科大学滝井病院
・藤田歯科医院
ランチタイム 12:30~
マイクロ・ライブラリー図鑑!出版トークセッション
2013年のサミット参加ライブラリーが登壇予定です
3時間目 13:30~
「公共図書館と連携したマイクロ・ライブラリー」
・北海道恵庭まちじゅう図書館
・墨田区ひきふね図書館パートナーズ
4時間目 14:30~
「テーマ・方法にこだわったマイクロ・ライブラリー」
・体育とスポーツの図書館
・おはなしレストランライブラリー
(学生が語り部になる図書館)
5時間目 15:30~
「世代を超えたコラボレーション」
・個人の家を図書館に(奈良大和高田高橋家)
・宗教法人の教会を世代を超えた文化拠点に(宗教法人一乗会)
・Youth Library えんがわ
マイクロ・ライブラリーサミット宣言の採択&署名式 17:30~
「マイクロ・ライブラリー宣言」を発表し、署名式を行います。
また、新たに設けた「マイクロ・ライブラリーアワード」2014年の授与式および2015年にむけた募集要綱を発表します。
アフターセッション 18:30~
2015年にできる注目ブックスポットとマイクロ・ライブラリーのコラボレーション
・ 東急不動産 森ノ宮ショッピングモール(東急不動産)
・立命館大学 大阪いばらきキャンパス(服部利幸先生)
スピーカー:服部利幸(立命館大学教授)、服部滋樹(graf)、中川和彦(スタンダードブックストア)、礒井純充
第2回マイクロ・ライブラリーサミット2014 - まちライブラリー@大阪府立大学
1~5時間目のセッションのみ参加してきました。
マイクロ・ライブラリー サミット 2014 on Livestream
第2回 マイクロ・ライブラリーサミット2014 #mls2014 - Togetterまとめ
公式Ustream(アーカイブ)もとぎゃったーまとめもある以上、特にブログにする必要性は薄いのですが、私的に参加したものは必ず記録をつけるとモットーにした(数年前)ので、思い出しつつ記録。
私自身はマイクロライブラリーに特に縁があるわけでも、今のところ開設する予定もないのですが、「公共って何だろう?」「みんなって誰だろう?」というテーマを働き始める前に薄らぼんやり抱えている。
この「マイクロライブラリーは」(それこそ図書館法のような)法律で規定されているものではありません。ウェブサイトには「個人または小さな団体が、個人の蔵書や地域で集めた本を広く開放し、 閲覧や貸出を行っている私設図書館」と説明されている。今回のサミットでは「マイクロ・ライブラリー憲章(未完成)」も配布された。うっかり、配布物をもらいそこねたので、中身を正確には覚えていないが
マイクロ・ライブラリー憲章
(※未完成だそうです)
本があり、ひとが集まる
There're books and people.
誰にも妨げられず、好きな本を読める
Free to read books as you like.
(続く) #mls2014
— ほんとも (@typhoon516) 2014, 8月 30
本を共有する・体験を共有する
Free to share books and share experiences.
本棚を眺めれば人々が見えてくる
see yourself through the bookshelf.
#mls2014
— ほんとも (@typhoon516) 2014, 8月 30
というメモを残しでくださっていたので、引用します。
マイクロライブラリーの数だけ思いやカラーがあるなぁという印象でした。共通するキーとしての本、ライブラリー(という名前)がありました。
サミットの頭にマイクロライブラリーのブレーンである、礒井純充さんのお話と昨日のゲストであるTodd H Bol氏のお話を聞きました。
トッド氏は庭先に「巣箱」と呼ぶ小さな箱を使って、「小さな図書館」を始められました。亡くなった両親へそれぞれ1つずつ。廃材や思い出の品を活用した巣箱です。この動きはいまや世界中に広がっているそうです。本を1冊借りて、返すときに1冊寄付してください、と呼びかけているそうです。「まち角の図書館」を思い出したり。
誰でも借りられる誰でも置けるまち角の図書館 - デイリーポータルZ:@nifty
では、発表された11事例に雑多なメモを。
JAMES TAYLOR(和歌山イオンモールのカフェ)
http://wakayama-aeonmall.com/shop/detail/29.html
- イオンは現代日本における井戸端であり、商店街であり、コミュニティスペースだ
- カフェで、フラワーアレンジメント+スマフォで写真を撮る技術といった、店と客だけでなく、他のテナント同士が協力する事例が面白かった
岡本商店街~岡本まちライブラリー~
関西医科大学附属滝井病院透析センター
- 週に2,3回通院の必要がある患者への憩いの提供
- 患者と病院のコミュニケーションの促進
- さらには院外とも?
- 置く本は選ぶ(人の死に関するものは避ける)
- 本というものへの温かみ、ノスタルジー、アナログ感を利用している(印象)
- 廊下の壁に本を並べる(全て面だし)←これが手すり代わりになったり
藤田歯科医院~まちライブラリー@リエゾンサロン北越谷~
人と人、人と街をつなぐ「リエゾンサロン」|あなた思いの診療と全ての人への健康を|藤田歯科医院・北越谷
- 北越谷に生まれ育ち、一度、故郷を離れた後に再び越谷に開院
- 「身近な親類の病気は、自分の健康にも影響する」という思い
- ゲストや患者が話者になってイベント
- 手間とコストをかけずに
北海道恵庭まちじゅう図書館
墨田区ひきふね図書館パートナーズ
墨田区ひきふね図書館パートナーズ - 墨田区ひきふね図書館パートナーズ
- ボランティアである一方、かなり自主性が必要な活動
- プロジェクトリーダー養成講座位
- ガバナンス条例の一貫として
- ぬいぐるみのお泊り会やビジネス支援
- 図書館の中にまちライブラリー(月1度登場)
体育とスポーツの図書館
- 引退した元体育教師とその友人たちによる立ち上げ
- 2012.12時点で3万点以上にのぼる
- 体育とスポーツは文化
- 図書や雑誌のみならず一枚物資料を所蔵(一点もの)
島根県立短期大学 おはなしレストランライブラリー
おはなしレストランライブラリー - おはなしレストラン|島根県立大学短期大学部(松江キャンパス)
- 学生による読み聞かせと専任司書による運営
- 授業科目としての読みきかせ
- 絵本専門の図書館
- 学内外への開放
- 子供の成長と学生の成長
Youth Library えんがわ
図書館 - Youth Library 【engawa】 ページ!
- 新宮市の市議による図書館活動
- 古い民家を利用
- 学生むけの「秘密基地」
- 学生も図書員として運営に携わる
- 部活動もある(園芸したりイモリを飼ったり)
- 簡易なユースホテルとしての側面
感じたこと
- 人とのつながり、コミュニティづくり、まちづくりの手段
- 誰と誰をつないで、どういうことを起こすのかはそれぞれのライブラリーによってかなり違う
- 具体的なイメージを企画のときに持つことが大切だなぁと