klarer-himmel13's diary

(旧)図書館の中では走らないでください!から

COUNTERまわりのメモ(その2)

ここのところずっと、COUNTERの話ばかり。というのも、利用統計について調査したことが仕事を呼んできてくれて、結果的にCOUNTERとかJUSPのウォッチャーになっている気がする。自分のところのリポジトリに実装したいなぁ…

●新しい教材の追加(全体)
COUNTER Code of Practice Release 5
https://www.slideshare.net/LorraineEstelle/counter-code-of-practice-release-5
ざっと見た限り、これまでの経過をまとめてある。

●テーマに特化した教材の追加

COUNTER Foundation Class 1: Metric Types:
https://www.youtube.com/watch?v=l9LS5KizhYI&t=16s

Counter Foundation Class 2: Release 5 Reports:
https://www.youtube.com/watch?v=reyN1-NkUlE&t=70s

●Transitioning from COUNTER R4 to R5
https://www.projectcounter.org/code-of-practice-five-sections/13-transitioning-previous-releases-new-reporting-services/#rfourtofive

「CoPのJR1に該当するものを出したい」という場合に、CoP5ではどのメトリックスと同等かが一覧に。
実際はこれ以上にメトリックスの組み合わせで出せるレポートが増えるので、何をどう使うのかが課題になると思われる。

●Springer Nature CoP5対応のためにインターフェイスを構築中
https://www.springernature.com/gp/librarians/manage-your-account/usage-reporting
一緒に手伝ってくれという依頼でしたので、現在のところ、リリースはされていない。
カスタムフィルターを用意したい(メトリックスの組み合わせを考えるのはたいへんなので)とのこと。

●2019.5~2020.12のCoP4(R4)の扱い

CoP5への準拠は2019.1からmandatoryですが、4からの移行に関して、
R4は「May be retired, if R5 reports cover current year + previous 2 calendar years」
https://www.projectcounter.org/transition-timeline-transition-options/

この間はR4も出すことができる。出版社は(R5であれ4であれ)過去2年分はレポートが出す必要がある。
R5が過去2年分までカバーできた段階で、R4はおそらく引退になると思われる。
CoP5のログをつかってR4のレポートも作成できるので、この間、図書館は出版社の対応状況と各館の状況にあわせて使い分けるのだろうか。

●CoPに対応予定の出版社
https://www.projectcounter.org/about/organisations-working-towards-release-5-compliance/