klarer-himmel13's diary

(旧)図書館の中では走らないでください!から

調べてみました

COUNTERまわりのメモ

引き続きCOUNTER周辺を追っていくことになったので、ちょこちょこ読んだり聞いたりしていたので、メモ。2017年にリリースされたCoPRelease5であるが、2019年1月から利用開始となる。 2018.8~12 Release4:mandatory Release5:optional 2019.1~4 Release4…

COUNTER Code of Practice Release 5 Draft

かえってきた気になったことを調べる短記事シリーズ。2017年1月付でCOUNTER Code of Practice Release 5(以下、Release5)のドラフト版が公開された。docs.google.comCOUNTER実務指針第5版草案公開 フィードバック受け付け中 | カレントアウェアネス・ポー…

CRIS (Current Research Information System)

気になったキーワードを調べる短記事シリーズ。CRIS (Current Research Information System)について、なんとなく「研究者情報データベースでかつ、色々とできるもの」というぼんやりとした理解しかしていなかったので、あらためて文献を読み直してみた。英…

Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative (SUSHI)

気になるキーワードを調べる短記事シリーズ。もうちょっと続く。Standardized Usage Statistics Harvesting Initiative (SUSHI)とは、米国情報標準化機構(NISO)のイニシアティブのひとつであり、COUNTER準拠の利用統計データを自動的にローカル・システムに…

Electronic resource management

気になるキーワードを調べる短記事シリーズ。個人的な記憶だが、Electronic resource managementという単語を最初に聞いたのは、NIIによるERMSの実証実験だったような気がする。www.nii.ac.jpその後、勤め先でERMSを触る機会もなく、また全国にどんどん広が…

SCONUL returnについてのメモ

いくつか気になるキーワードを調べる短め記事シリーズ。 前回がCOUNTERを概観したので、今回はSCONULreturn。Society of College, National and University Libraries (SCONUL)は、英国・アイルランドの国立大学および国立高等教育機関の図書館協会。SCONUL …

Cited References Explorer(CRExplorer)を触ってみた

Web of Scienceからダウンロードしたデータを分析するソフトウェアCRExplorer公開 | カレントアウェアネス・ポータル昨年のことになるが、Web of Scienceの分析・可視化ツールが公開された。Web of Scienceのデータ自体は自分で取得しなくてはいけないが、細…

Article Sharingについて(ユサコニュース 第267号 論文共有をめぐる出版者の動向より)

ユサコニュース(11月)を(いまさら)読みながら、面白い特集だと思った。www.usaco.co.jp ビッグディールが揺らぎ始めたり、インターネットインフラの益々の強化だったり、(デバイス等の)共有化・個別化が進んだり、色々な要因が影響しているとは思うけ…

学位論文の利用に関するメモ

暫定版につき随時更新予定図書館における学位論文の利用案内について、各大学で異なる部分があること、また、学位規則の一部改正によって、従来の印刷公表に代えて、インターネットを利用して公表することとなったことで、各大学図書館でどのようにナビゲー…

眉丈文庫に行ってきた@富山県高岡市+私立図書館について

少し前になりますが、富山県高岡市にある私立図書館「眉丈文庫」を訪れる機会がありました。 財団法人 眉丈文庫 - 類縁機関名簿詳細 asahi.com(朝日新聞社):80年続く「私立」図書館 財政難でも「守り抜く」 - ひと・流行・話題 - BOOK昭和2年10月…

個人的メモ:Periodicals Price Survey 2012

4/30付けで「Periodicals Price Survey 2012」が公開された。Coping with the Terrible Twins | Periodicals Price Survey 2012 http://lj.libraryjournal.com/2012/04/funding/coping-with-the-terrible-twins-periodicals-price-survey-2012/Library Journ…

劇場・舞台・演劇に関する図書館マップ

先日、2/28の記事を挙げた際、ブログとtwitterで「劇場に併設または舞台芸術関連の蔵書が多い図書館」をお聞きしたところ、たくさんの方からコメントいただきました!ありがとうございます。劇場に併設されている、舞台芸術専門の図書館をまとめました。随時…

メモ的な何か

基本的に自分にとってのtwitterは流すものなのですが、ストックしておきたかったので、メモ的に残します。 ツイートまとめ機能を使うまでもないので… - ちょっと分かっていないこと。ciniiにおけるNII-ELSとJAIROについて。これらは別のDB。入力経路も違うし…

機関リポジトリについてのメモ書き−SCPJについて

機関リポジトリについてのメモです。このブログにアクセスいただいた方にとっては今更な話題で申し訳ないです。 機関リポジトリとは、国立情報学研究所による次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業によると「大学とその構成員が創造したデジタル資料の管理や…

360 Resource Manager(電子情報資源管理システム(ERMS)実証実験 平成20年度報告書より―その2) 

NIIにより、(かなり)前に発表された「[電子情報資源管理システム(ERMS)実証実験 平成20年度報告書」について興味の赴くまま読み進め、途中でほっておいていたのを回収いたします。(FRBRも残っているのは気のせいではありません。)

ERMS Verde(Ex Libris社)の特徴を拾ってみました(電子情報資源管理システム(ERMS)実証実験 平成20年度報告書より―その1)

電子情報資源管理システム(ERMS)実証実験 平成20年度報告書が公開されました。(修正版は6/29に公開済み) 同報告書は。19年度版もありますので、そちらから読んだ方が筋ですが、ここは20年度からいきます。 今回の実証実験では、Ex Libris社のVerdeおよびSeri…

図書館システム勉強用―その1「次世代目録情報サービスの在り方について(最終報告)」前篇

勉強会と職場でのWGの関係で、目録と図書館システムの引き出しを増やしていこうと思い立ちました。大いに付け焼刃ですが、その1として、国立情報学研究所による次世代目録所在サービスの在り方について(最終報告)について、まとめていきます。この最終報告…

沈黙の8日間

気がつけば、週1ですらなくなっていますこのブログです。早くも停滞気味…にはしたくありませんので、頑張ります。ところで、イマヌエル・カントには「沈黙の10年間」という論文をほとんど刊行しなかった時期がありました。その10年間を経た後、彼は『純粋理…

このごろメモ p.2

座右の銘は「とりあえず、やってみよう」な訳で Google MapsのAPIを利用する というか、APIって???…な状態の人が調べてみました。 APIとは ソフトウェアからOSの機能を利用するための仕様、またはインターフェイスのこと。一般的にAPIといった場合は、OSの機…

FRBRって何を決めているのだろう?その2―実体編

前回に引き続きまして、FRBRについてのまとめです。 いろいろな文献を読んでいくと、邦訳として「実体」や「属性」などがたくさん出てきて、思わず「スピノザかい!」と突っ込みたくなりますね。 それはさておき。

FRBRって何を決めているのだろう?その1―ざっくり編

目録の話を聞く機会にここ最近、恵まれているのですが、その中で「FRBR化」が周知の事実として議論が進められていて、言いようのない焦りを感じる次第でした。 そして今回、調べてみてこの「FRBR」というものは10年以上前に発表されていることを知り、焦りで…

次世代OPACってどんなものだろう?その2―(続)実際にアクセスしてみた

昨日の続きです。引き続き、久保山健氏の「次世代OPAC(Next Generation OPAC)導入事例リンク集」を参考にいたします。 Endeca ProFind(Endeca社) 導入例にはNCSU Libraries、Duke University LibraryやFlorida State University Libraryなどがありました。 …

次世代OPACってどんなものだろう?その2―実際にアクセスしてみた

この何日か、次世代OPACについての論文をぱらぱらと読んでいるといわゆる「次世代OPAC」の特徴を備えたOPACをいろいろなものがあるのね、とあらためて思いました。 ベンダーのパッケージシステムからオープンソースから「次世代OPACをめぐってみよう」とたっ…

次世代OPACってどんなものだろう?その1―次世代OPACの特徴ざっくり

「次世代OPAC」…って何だろう? という今更感が漂う話題に着手します。まず「次世代OPAC」という言葉ですが、これはなんとも定義のしにくい(できない)言葉であるといえましょう。OPACの研究、開発、利用促進が同時に進められているというのが今の現状だと思…