klarer-himmel13's diary

(旧)図書館の中では走らないでください!から

気になったことをあげてみる

気になっていたことがあったので、書き留めます。

製本について

最近、手製本が楽しそうです。
例えば、このニュースにブックマークが1,000以上ついています。
豆本やコピー本の作り方も!自宅でも簡単にできる「製本」 - はてなブックマークニュース
他にも

デジタル技術と手製本 デザイン製本 (4)

デジタル技術と手製本 デザイン製本 (4)


これによると、私家版を作るにあたり、レイアウトや製本の仕様を決める目安として、「本文の内容」「中身の分量」「制作部数」「著作権」があげられています*1。「本」にするにはある一定の条件や制約などがあり、それだからこそ、本を本たらしめているのかもしれません。
各自が自分が気に入った部分だけを取り出して、製本するという機会が増えるのでしょうか。ちょっと違いますが、ブログを書籍化するサービスもあります。はてなでもあります。
日記を本にする(はてなダイアリーブック) - はてなダイアリーのヘルプ)
製本はコンテンツを再生するためのものであると同時に、どういう綴じ方か、誰がするのか、何のためにするのかなどそれ自体が意味を持つこともあります。
『デジタル技術と手製本』を読みながら、一人ひとりがコンテンツの作者であり、読者であり、伝える人であり…そうした中から生まれる物語(あるいは声)の中から、意識的/無意識的にあるものが選ばれ、まとまりとなり、再び散らばっていく世界を想像しました。自分のまとめかたと近い人を探せたら、それはそれで面白いかも。
あるいは近い将来、紙が高級品になった場合、製本がちょっとした贅沢になるのかもしれません。

Evernoteについて

今年の目標に何気なく書いたEvernoteですが、その意図は3つありました。

  1. ペーパーレス化
  2. 仕事のメモを意識的にとる
  3. 情報をためる

使い始めて、確かに紙メモは少なくなりました。そのメモをなくさなくなったことと、後から検索ができるようになったことが大きなメリットです。「やること」タグをつけて、それがやることリストになります。
あるいは、修正前の画面や参考となる記述が充実している書誌や契約データをクリップすれば、後に作成するとき役に立ったり。
漫然とメモしても残せるので、とりあえず残そうという気持ちが強くなり、結果的にメモ癖がつくように感じます。それをどう生かすかが、今後の課題になりそうですが。
すっかり、忘れていましたが先週、こちらが発売されました。
できるポケット+ Evernote【電子書籍単体販売用/PDF版】
twitterと連動して、読者モニターさんの感想も集まっています。(読者モニターの条件だそうです)
今は、仕事のメモが中心ですので、もう少し使う幅を広げればと思います。

*1:坂井えり(2007)『デジタル技術と手製本』,印刷学会出版部, pp.7-16