研究図書館にとってのドキュメント・デリバリー・サービス
第二弾。スウェッツのブログから
Document delivery for academic libraries – is it part of the mix? | SwetsBlog
デジタル化された情報環境における、研究コミュニティや情報発見、さらにはコラボレーションや情報供給の変化をうけて、そのような時代のドキュメント・デリバリーサービス(←時間とお金をかけてまでする)とは?あるいは図書館員に残された知識とはなにか?という問いかけがされている。
といってもこの議論はもちろん、ずっとされていて。
アリー・E.・ジャクソン. ドキュメント・デリバリー・サービスの将来. デジタル環境下におけるILL,ドキュメント・デリバリーとその運用基盤. (図書館研究シリーズ No.38). 2005. 121-134.
http://current.ndl.go.jp/node/8558
CiNii 論文 - 大学図書館とエレクトロニック・ドキュメント・デリバリー (特集:エレクトロニック・ドキュメント・デリバリー)
- デジタル時代の蔵書構築
- 目的、ルール、ストラテジーなどは、大学の使命、主要研究分野にもとづく
- さまざまな媒体が伴う
- 文献をより安価に早く入手可能に
- pay per view
- 紙の本は使われるのか?
- 21%しか紙の本は使われない(2005-2009)
- Patron-Driven Acquisitions(PDA)
- 利用者主導型購入方式
- 利用者が希望したものや利用したものを蔵書として購入
- ref:E1310 - 大学図書館に広がる電子書籍のPatron-Driven Acquisitions | カレントアウェアネス・ポータル
- PDAは紙の本に限らない
- pay-per-view(PPV)
- Short Term Loan(STL)
- デジタル資料を一定期間(1日、1週間、1ヶ月)ほどリースする
- その後、図書館や個人単位で購入できる
- 図書館が出版社ごとに処理することで、管理時間を短縮できる
これらのサービスは、OPACやディスカバリーによってインデックスされた文献と図書館のコレクションのギャップを埋める。
次のブログにつづく。