klarer-himmel13's diary

(旧)図書館の中では走らないでください!から

Coursera体験記―Metadata: Organizing and Discovering Information

ようやく終了した記念に。
昨年の夏にいただいたご縁で、OCWMOOCsについて関心を持つようになり。
最近だと日本版MOOCSとしてgaccoなども。
gacco The Japan MOOC | 無料オンライン大学講座「gacco」登録受付中!

自分でどんなものなのか体験してみようということで、下記のコースを約半年かけて取り組んだ。MOOCsの感想+α。

Metadata: Organizing and Discovering Information
https://www.coursera.org/course/metadata

最初にカレントアウェアネスから知った
Europeanaのメタデータについての講義がノースカロライナ大学のMOOCで公開 | カレントアウェアネス・ポータル

Courseraは日本だと、東大が参加している。


2013/11/2:登録
→メールアドレスと簡単なパスワード設定。名前のみ。これでどうやって属性を判断しているのだろうと思っていたら、登録後にプロフィール設定がある(任意)

●概要
基本的にメインの「COURSE」はビデオレクチャーを視聴するというかたちだった。
教材は動画とテキストのかたちでもダウンロードできる。その他に「Homeworks」があり、正誤をチェックすることで理解度を確認できるようになっている。

  • COURSE
    • Announcements
    • Video Lectures
    • Downloads
  • EXERCISES
    • Homeworks
    • Surveys
  • ABOUT THE COURSE
  • COMMUNITY

ビデオレクチャーは全部でUnit8まで。その中がさらに話題によって、細かく分かれているので、ビデオレクチャーの最小単位は10分前後(3分~15分)の動画。「Homeworks」はその最小単位の動画ごとに1-2問出題される。繰り返し挑戦可。
Unitの終わりには、先生と他の専門家との対談@スカイプが掲載されることもあり。


●進め方
→朝の通勤時間を使った。毎朝、最小単位の動画を1本ずつ視聴*1

●環境
Kindle Fire HDおよびKindle Fire HDX*2の7インチ。特に不便は感じなかった。
Kindleのブラウザで動画をダウンロードして視聴していたが、5月ごろ、Androidアプリがリリースされたので、以降、アプリ内で視聴。
パソコンと比較してそこまで不便は感じなかった。ただ、パソコンのブラウザではHomeworkは最小単位の動画の終わりごとに出題されるのだが、動画をダウンロードして使うとそれができない。ただ、Homeworkのタブからすればいいのでそこまで差異はない。

●修了
今回は期限を過ぎてしまったので、そもそも修了条件をみたすことができなかった。
80%以上で合格。

●感想
メタデータの基礎となるDublin Coreから、FRBR、RDFXMLHTML5など多岐にわたってまとまって知ることができた。しかしながら、こちらの英語力と基礎知識の問題で、レベルが高くて途中で、心が何度も折れた。
技術的な話もあるのだが、「メタデータはなんのためにあるのか」「どこまでが十分なメタデータといえるのか」「ユーザの行動においてメタデータはどのような役割を果たすのか」という、理念というか姿勢というものを受講者に伝えようとしているように感じた。自分の理解度は低いながらも何とか受講できたが、Coursera側の速度には到底、追い付いていない。コミュニティを覗いては見たものの、特にコミュニケーションは取れなかったので残念。掲示板を見るとどれも最終更新日が半年前だったり。「Thank you Prof Dr Jeffrey」の書き込みを読んで、ここなら書けそうだなとか。
登録したメールアドレスには、定期的にお知らせが来る。オススメもレコメンドされる。今度は何を受講しようかな。次は日本語にしようかなぁ。。

*1:本当はもっと早く進められるのだが、英語が苦手なのでこれが限界だった…

*2:途中でKindleを壊した