『未来の図書館、はじめませんか?』刊行記念&書肆スウィートヒアアフター開店記念 「図書館×書店」の未来を探る著者トーク
日時:2014年12月14日(日)
場所:書肆スウィートヒアアフター
登壇:岡本真さん、宮崎勝歓さん、井上昌彦さん(聞き手)
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今年の12月にオープンしたばかりの書店、書肆スウィートヒアアフターで開催されたイベントには10人以上の参加者が集まった盛況ぶりだった。本日の主役はこちらの本。
主に公共図書館を中心に、図書館を新たに作るということ、図書館を育てるということを「市民と共に作って育てる」という姿勢を主張し続けている。お話の概要は下記の通り。
- “街の図書館”という視座
- 街の声をどう吸い上げるか
- 書店からの音について
- 書店も公共空間
- ふらっと入れる
- 何時間いても買わなくても
- 音に対して寛容
- “普通の本屋”で出逢いは生まれない
- 大きくなるほど趣味が一致しないかも
- 出逢いを生み出す要因、場所、雰囲気づくり、角地、横のコミュニケーション(居酒屋のカウンターの横同士)、規模、共通の話題
- 本を読んでいる姿を見せる、というのはある種のコミュニケーションのきっかけになる
- 書店も公共空間
- 本をすすめるということ
- 活字に触れる重要さ
- 読むことを促進というアピールポイント
- まちライブラリー事例
- コミュニティづくりという目的→白馬村の事例
- 人が出入りする場所の有無がその街の命運を握る?
- 書肆スウィートヒアアフターがこの元町にあることの可能性
コミュニティを本を通じて作る、それに図書館や書店が関わるということを考える1時間弱でした。個人的にここ最近で出会って印象的だったのは、神戸市立図書館のサッカー文庫とことば蔵@伊丹でのブクブク交換です。特に前者は賀川さんというカリスマの存在と彼を慕い支えるスタッフや人々の関係性が印象的でした。書店であれ、図書館であれ、それが存在している理由としてのコミュニティ(市民、学生、ステークホルダー…等など)に立ち返るのは基本なのだと改めて。
書肆スウィートヒアアフターで購入したのはこちら