沈黙の8日間
気がつけば、週1ですらなくなっていますこのブログです。早くも停滞気味…にはしたくありませんので、頑張ります。ところで、イマヌエル・カントには「沈黙の10年間」という論文をほとんど刊行しなかった時期がありました。その10年間を経た後、彼は『純粋理性批判』を発表しました。大著を記すにはこれだけの時間が必要だったのでしょうか*1。
そんな8日間…ではありませんが、前回の日記で苦しんでいたGooglemapsを使った地図がひとまず完成しました。
Lifo関西遠足マップです。
プラグインのヒントをLifo関西支部長にいただき、サーバーの管理者様に助けて頂きながら完成しました!この地図が面白く成長していくよう、この先も育てていきたいです。
今日は前々から楽しみにしていたWorld Digital Libraryのお披露目です。さっそくアクセスしてみると、トップページに世界地図がどどんとあります。その下方には、年代を大まかに区切ることができるルーラーのようなものがあります。検索窓もあるのですが、視覚に訴える検索方法だなというのが第一印象です。
World Digital Libraryの主な目的は以下の5つだそうです*2。
- Promote international and intercultural understanding;
- Expand the volume and variety of cultural content on the Internet;
- Provide resources for educators, scholars, and general audiences;
- Build capacity in partner institutions to narrow the digital divide within and between countries.
世界各国の国立図書館、大学図書館等はもちろん、Google、The Qatar Foundation、カーネギー財団など幅広い協力者がいるようです。ところで、このブログでも紹介しましたEuropeana も最近公開されました。文字を越えたデジタルコンテンツに色々と動きがありそうです。
少し前ですが、とある方から、大阪府立大学の中尾佐助スライドデータベースというコンテンツを紹介していただいたのですが、このデータベースにも地図検索という機能があります。地図から検索というインターフェイスはある種のコンテンツに対しては非常に面白い効果を及ぼすのではないかな、と思います*3。他に似たものがないか、調べてみたいですね。
もう一つ、気がつかないうちにWorldCatに変化がありました。トップページから検索結果の表示や絞り込みには大きな変化は感じなかったのですが、個別表示がずいぶんかわっているようです。
- データの下に「Get thie item」という項目があり、ロケーションとそれに対応した図書館が表示される。職場から表示させた場合、SFXを利用してすぐに自館のOPACにリンク可能だった。
- なお、この「Get this item」には、オンラインで閲覧可能なものはそのサイトへのリンクが表示される。これはリンクリゾルバなのだろうか?今のところ、無認証の自宅パソコンからは確認できない。
- ISBNやサイズといった詳細なデータは上述した「Get this item」の下に来ている。
- 「Similar items」という項目が加わり、関連主題が表示される。
ここ最近、Worldcatからかなりの頻度でアンケートをお願いされます。(アンケートウィンドウが自動で出てきます)私はWorldcatの隠れファンですのでそのたびに答えているのですが、一体、OCLCのもとには何件の結果が集まっているのでしょうか。この感じですと結構な量になっていると思うのですが…
2009/5/26追記
VPN接続サービスを利用して、自宅からもSFXが利用可能になりました。
ところで、意外なところからこのブログの中の人に「ブログ見てますよ」という声を頂きました。小躍りその5です*4。